MWCレポートから(その2) 消えちゃったSymbian?

この前書いたブログから、私がバルセロナにいると勘違いされた方が何人かおられたらしい。 行けたら幸いだったのだが、今は、そういう会社に勤めていないし、定年年齢間近の人間をレポータとして行かせてくれるスポンサーなどもいる訳もなく、日本にて、インタネットで流れてくるニュースをパソコンで拾ってコメントを書いている次第である。
さて、この前もNOKIAの端末のことを書いたが、色々な記事を呼んでいるとOSに関して、未だに誤解してそうな記事があるので、追加で書いてみたくなった。
ユーザからすれば、別にOSなんて、どうでも良くて、使い勝手がよけりゃいいじゃんという世界ではあるが、長くプラットフォーム開発に携わって来た人間からすれば、それなりにエポックメイキングだったのである。
それが、Symbianの消滅である。
実際には、去年あたりから消えていたらしいのだが、今年の”Android”の発表で明確になった。このレンジは、従来シリーズ60と呼ばれるOSが使われていたところで、Symbian foundationが扱っていた物である。 今回の発表では、新しいシリーズ60はなく、代わりが、AndroidらしくないAndroid(Googleアプリが載らず、Google Playにも繋がらない"Android")になっていた。 NOKIA内に抱えていたSymbian関係開発者は、Microsoftへの売却に伴い、いなくなるか、ほかの部門への転向という話は聞いていたが、やはりそうなのかなと実感させられた。 Googleアプリの代わりに搭載するのが、Microsoftアプリというのも、ご愛嬌か。(シリーズ60用で作られていたNOKIAアプリはどこへ?)
Androidとは別に発表されていたのが、AshaなどのFeature Phone。 これは、かつてのS40のレンジであるが、このS40をSymbianだと思っていた人もいるようで、それがさらに混乱に輪をかけているように思われる。 まず、S40は、Symbianではないし、ashaは、さらに違う物である。
http://en.wikipedia.org/wiki/Series_40
http://en.wikipedia.org/wiki/Nokia_Asha_platform
何はさておき、これらを考え合わせた上で、今回の端末発表を見ると、一世を風靡したSymbianが、NOKIAの中からは消え失せていることが分かる。 ただ、Ashaが一部SymbianUIを継承しているということなので、アプリは一部こちらに転用されるのかもしれない。(Meego/Maemoも継承しているというところが凄い。こっちは、Linuxというか、Tizenに移ったチーム)
折角買収したSymbianを、Androidに対抗して、Opensource化してSamsungを始めとして、競合会社に提供しようとまでしていたソフトウェアが消えてしまった。
時代は、速度を上げて、どんどん変わっているようである。

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